2008年11月19日
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これが下高井戸3丁目の「遊び場 58番」だ!

Written By: 川俣 晶連絡先

 問題の「遊び場 58番」ですが、ふと「もしやあそこか」と思って行ってみると大当たりでした。一発で場所を確定です。

 「下高永福多目的会議室」の建物の裏手にあります。

写真 §

遊び場 58番 遊び場 58番

場所 §

判断を誤った理由 §

 「東京23区公園評価総覧・杉並区編5」には「遊び場 58番  下高井戸3丁目 ×  休日利用不可の「遊び場」は許せない」とあります。ここでヒントは「休日利用不可」だと認識して、そのような遊び場があったか……と考えたのが失敗でした。

 少なくとも、現地では時間制限についての記述は見つけられませんでした。

 ただ、過去に時間制限が付けられた可能性はあり得ます。

 というのは、この「下高永福多目的会議室」という建物は、かつて杉並区役所の出張所や児童館があった建物だと記憶するからです。児童館という施設の位置づけから小さくとも遊び場を作ることが求められた可能性があり、かつ、出張所という重要書類を扱う施設である関係上、運営時間外は遊び場への立ち入りも制限した可能性は考えられます。

 事実として、この遊び場は厳重な柵や門が付けられていて、閉鎖できるような構造になっています。

 どうも、歴史的経緯から図らずも出現してしまった不可解な遊び場であるようです。

余談 §

 「下高永福多目的会議室」の近くにある永福病院は取り壊されて無くなりました。その後、どうなったのか全く把握していませんでした。しかし、見てみると「ひろ永福クリニック」という新しい病院ができていました。「内科・リウマチ科・胃腸内科・リハビリテーション科」と看板に出ていました。

 ムラキ部品も無くなって広い草地になっているし、油断していると下高井戸の景観もどんどん変わっていきます。

感想 §

 『遊び場 42番  下高井戸5丁目  ×  脇道そのものと云える「小遊び場」』の方も探しに行ってみたくなりました。

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